教育制度
このページは2024年に調査した内容を掲載しています。特殊文字や記号は省略しています。
義務教育は、初等教育の4年間、前期中等教育の4年間、後期中等教育の最初の1年間の合計で9年間です。後期中等教育では一般大学への進学を前提としたコースと、職業養成学校の二つに分かれます。近年、義務教育終了後の教育義務が導入され、18歳になるまでいずれかの学校に通う義務があります。
オーストリアには、マトゥーラ(Matura)という大学入学資格があり、中等教育までの修了を示します。これは欧州でいえば、ドイツのアビトゥーアや、フランスのバカロレアに相当します。専攻によって相違はあるものの、マトゥーラ(Matura)を持っていれば、入学試験を実施しない大学においては入学できることになります。
大学は総合大学、専門大学(または応用科学大学)、教育大学などがあります。教育大学と専門大学は修士、総合大学は博士までの学位を取ることができます。
オーストリアは音楽教育に力を特に入れており、一般の学校でも初等教育から音楽を教える他、各段階で音楽に特化した機関が設けられています。
[出典]オーストリア連邦統計機構
学事暦
大学は10月~2月、3月~9月の2学期制で、2月が春休み、7~9月が夏休みに当たります。入学時期は10月と3月で、3月から勉強を始めることもできますが、10月に入学する学生が多いので、希望の講座が受けられるか確認してみたほうがいいでしょう。