留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

大学・大学院・短期大学・専門学校 奨学金留学

留学先国・地域:オーストラリア・キャンベラ
学校名:オーストラリア国立大学
専攻名:会計学、国際関係学
留学期間:2018年7月~2022年7月
留学形態:学士課程への進学
奨学金名:JASSO給付型「海外留学支援制度(学部学位取得型)」

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
小学校の頃からバイリンガル教育プログラムで英語を勉強しており、 高校卒業時には海外大学を受験出来る資格(国際バカロレア資格)を取得見込みであったこと。また海外大学に進学する先輩が多く、留学に関心を持ったことがきっかけです。高校時代にオーストラリアへ留学し、志望校を直接見学したこと。多民族国家であるオーストラリアに留学することで、グローバルな視点や交友関係を身につけられると思いました。

Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
留学先の国・地域(オーストラリア)を選んだ理由は、日本から近い英語圏であり、ダブルディグリープログラムを通じて、4年間で2学部を卒業出来る制度に魅力を感じたこと。

留学先校(オーストラリア国立大学)を選んだ理由は、自身が志望していた国際関係学部が有名であり、首都キャンベラに位置していることから、国内外でのネットワークを広げやすそうだと思ったため。

Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか。
主に経済的な理由から、最初は両親、祖父母から留学には反対されていました。しかし、奨学金取得後は、ダブルディグリープログラムという独自の制度や、得られる知識及び経験に投資するため、肯定的な意見を得ることが出来ました。

Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか。
あまり記憶にありませんが、以下の流れだったと思います。
情報収集 半年程度
学校選定 3ヶ月程度
出願 2ヶ月程度
ビザ申請 1ヶ月程度

Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか。
海外大学に進学された高校の先輩方からお話を聞いたうえで、大学のウェブサイトやパンフレットを見ていました。

Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
大学の公式サイトより、情報収集及び申請を行い、大学が運営する寮に住んでいました。

Q. 語学学習はどのように行っていましたか。
小学生の頃から英語を習っていましたが、留学前はニュースやインターネットの記事を読んだり、TEDの動画を視聴していました。

Q. 留学(あっせん)サービスなどは利用しましたか。
出願、ビザ申請の際に利用しました。

Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか。
資金調達方法は奨学金及び両親、祖父母の貯金です。

Q. 準備しておいてよかったこと、また準備しておいたほうがいいことなどはありますか。
英語学習、大学で学ぶ予定の知識の事前学習

Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか。特に苦労したことや気を付けた方がいいことなどがあれば教えてください。
留学サービスを利用しながら、学校の先輩や先生に添削してもらいながら進めました。TOEFLスコアの時期やパスポート更新の日付は見ておいた方がいいと思います。

Q. 留学中の学校生活はどうでしたか。日本の学校との違いや、海外の学校だからこそ苦労すること、学校生活での楽しみなどを教えてください。
積極的なディスカッションを行う場があり、自分の意見を求められること。英語でのジョークは難しかったです。多様な価値観や文化背景を持つ人が集まっているため、直接意見を聞けること。

Q. 学校外の生活はどうでしたか。寮などでの生活や休日の過ごし方、町の治安などについても教えてください。
課外活動として、日本倶楽部と歌舞伎倶楽部に所属しており、日本文化の普及に努めました。寮では定期的にイベントが開催されており、授業が重ならない現地の学生や、他国からの留学生と交流する機会がありました。また、現地の飲食店や研究機関でアルバイトをすることで、普段は出会えない人と会う機会を持ち、学部で学んだ内容のアウトプットに努めていました。オーストラリアは基本的に治安も良く、旅行やアクティビティも楽しめました。

Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
コロナ禍に陥り、オンラインでの学習を余儀なくされたこと。また、自分の意見を明確に持ち、相手に伝えること。正解を探そうとするのではなく、多様な文化背景を持つ人たちと関わる中で、自分が思うことを伝えれば良いというマインドに変わっていくことで、克服出来たと思います。

Q. アルバイトやインターンなどの活動はしていましたか。
はい、留学中に合計5つほどアルバイトやインターンに参加していました。
カフェ(国立美術館内のカフェ、フロア担当)
ラーメン屋(日本人経営の飲食、フロア担当)
豪日研究所(大学の日豪関係に関する研究機関)
日本大使館(在外選挙のお手伝い)
政府関係の不動産エージェンシー(CRM、システム効率化担当)

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか。留学前と比べて成長した面はありますか。
自分の常識は当たり前ではないと身をもって体験したことで、以前よりも相手の立場に立って考えられるようになったと思います。

Q. 留学後の進路について教えてください。
卒業後は日本へ帰国し、総合商社にて勤務しています。現在社会人3年目で、最初の2年間は営業部署でフィリピンにあるB2C事業を担当しており、2024/6-2025/5まではフィリピンにおりました。現在は職能部署で企業の格付、与信管理関連の業務に従事しています。

Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
少しでも留学に興味があるようであれば、是非一歩を踏み出してみることをおすすめします。ご自身も知らなかった自分と出逢えるかもしれません。

 

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。