留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。

オーストラリア 画像

大学のある州ごとや、都市部か地方かによっても物価がかなり異なりますが、キャンベラやシドニーなどの都市部では生活費も高くなります。特に家賃の相場は、どこに暮らすかによって大きく差が出ます。オーストラリアにおいては、家賃などは週払いであることが一般的で、宿泊施設の平均値は以下の通りです。
 
ホステル 90~150豪ドル/週
シェアフラット 週95~215豪ドル/週
賃貸フラット 185~440豪ドル/週
学生寮 110~280豪ドル/週
ホームステイ 235~325豪ドル/週
寄宿学校 11,000~22,000豪ドル/年間

大学生の一週間の食費(外食を含む)は140~280豪ドルほどで、大学内のカフェテリアなどで買えるランチは、一食10~15豪ドルが相場とされています。
交通費は週に30~60豪ドル、光熱費は週に10~20豪ドルほどです。

留学生が主に利用している宿泊施設は以下の通りです。
①賃貸住宅(一人で借りるか、友達とシェア)
家やアパートを借りる場合は、保証金または「ボンド(敷金)」(通常4週間の賃料に相当する金額)を支払う必要や、事前に賃料を支払う必要がある場合もあります。
②民間の学生寮
主要な教育機関の近く、または公共交通機関の近くにあります。電気やインターネットなどの料金は通常、賃料に含まれます。
③大学が運営する学生寮
オーストラリアの大学の多くでは、その大学に通う現地学生および留学生のための学生寮をキャンパスの近くに有しています。ベッドや勉強机などの家具が提供され、賃料には電気、ガス、水道、インターネットなどの料金のほかに、大学が管理する総合的なサポートサービスも含まれています。
④レジデンシャルカレッジ
レジデンシャルカレッジは通常、大学のキャンパス内にあり、3食の食事のほかに、共同生活を通して、学生生活全般をサポートする様々なサービスが含まれます。大学での学習をサポートするアカデミックサービス、またはスポーツ活動や文化的プログラム、リーダーシップ育成の機会などを提供することで、仲間意識を育むことを目指しています。大学を通して申請できます。
⑤ホームステイ
現地の家庭の一室を自分の個室として提供され、ホストファミリーの家族の一員として一緒に暮らします。たいていの場合は、食事が提供されたり、洗濯や掃除などの、生活面でのサポートを受けられます。さらにホストファミリーと多くの時間を一緒に過ごすことで英語力を伸ばすことも期待できます。

賃貸住宅は教育機関の掲示板やFlatmate Finders(民間)(https://www.flatmatefinders.com.au/[英語])やFlatmates.com.au(民間)(https://flatmates.com.au/[英語])などのウェブサイトでは、賃貸やシェアハウスの情報を見つけることができます。また、認定を受けた民間の学生寮のリストについては、NPASのウェブサイト(https://npas.org.au/)[英語]から見つけられます。

キャンパス内でランチを買うと割高になるためランチを持参する生徒も多くいます。スーパーマーケットや生鮮食料品市場で食料品を買って自炊し、食費の節約をすることもできます。都市部にある大学の場合、アジア食材店が多くあるため、日本食材の入手に困ることはありません。

オーストラリアで学ぶ留学生には、留学期間中、留学生健康保険(OSHC)に加入することが義務付けられています。OSHC基本プランでは、医師の診察(GP)、病院での治療、救急車、限定的な医薬品がカバーされます。しかし、歯科、眼鏡、理学療法などの治療には適用されません。
 
夏季、オーストラリアでは日差しがとても強く、皮膚がんなどから肌を守るためにもビーチなどに行く際は必ず日焼け止めを塗るようにしてください。

防犯のため、緊急時や危険な状況に陥ったときに役に立つ「安全アプリ」の使用をおすすめします。GPSデータを使用して、あなたの正確な位置を、お住まいの地域の適切な緊急サービスに伝達します。また友人と外出するときは、周囲に気を配り、安全に気を配ることが大切です。バッグや持ち物は体の近くや、常に見えるところに置くこと。ドリンクも同様に常に自分の近くに置くことや、知らない人からドリンクを受け取らないこと。
帰宅するのに十分なお金を持っていることを確認し、友人やグループで帰宅するように心がけましょう。夜間に一人で歩いて帰らないことや、ヒッチハイクは絶対にしないことにします。また、インターネットの利用時には、オンライン詐欺、オンラインいじめ、個人情報の盗難から身を守る必要があります。

学生ビザ(サブクラス500)の場合、勉強をする傍ら、2週間で48時間まで就労可能です。また、修士課程(リサーチ)や博士課程に在籍している場合、就労時間の制限はありません。

オーストラリアでは自転車に乗る際にはヘルメットの着用が義務付けられています。

オーストラリアの主要銀行が提供する便利な学生口座や学生向け口座を利用することができます。
  • Westpac - ウェストパック・チョイス大学生口座
  • CBA - 学生銀行口座
  • ANZ - アクセス・アドバンテージ口座
  • NAB - クラシック・バンキング口座
 
オーストラリアの銀行口座開設方法
オーストラリア・コモンウェルス・バンク(Commonwealth Bank of Australia)など、一部のオーストラリアの銀行では、オーストラリア到着前に口座を開設することができます。オーストラリア到着後に銀行口座を開設する場合、到着から6週間以内の場合は、本人確認に必要なパスポート、学生証、納税者番号(Taxpayer Identification Number:TIN)の情報だけで開設できます。この期間を過ぎると、より多くの証明資料を求められる場合があります。
 
オーストラリアでは、店舗でもオンラインでも、デビットカードやクレジットカードによる支払いが最も一般的です。カードによる支払いの大半は非接触式で、100豪ドルの限度額で暗証番号が必要になります。このタイプの支払いにしか対応していない場合もあるため、何かを購入する際にはカードを手元に置いておくのが理想的です。一方、小さな店などでは現金しか受け付けない場合もあるので、少しの現金を用意しておくのも必要となります。アップルペイやグーグルペイなども使用できます。
 
国際空港や都市には両替カウンターがあるので、そこでオーストラリアドルに両替できます。銀行のATMから引き出せる場合もありますが、その都度手数料がかかる場合もあるので、確認が必要です。手数料の節約のためにも、現地の銀行に口座を開設することをおすすめします。
 
オーストラリアの銀行口座から海外送金する場合、送金会社を通じて相手の口座に送金する方法と、現地の代理店や支店を通じて現金で受け取る方法があります。また自分の銀行口座から相手の銀行口座に直接送金する電信送金やSWIFT送金もあります。ただし、このタイプの送金には高い為替レートと手数料がかかり、送金完了までに最長5営業日かかることもあります。
PayPalやWiseなどのオンライン・アプリケーションを利用することもできますが、送金先の国によっては、国境を越える手数料や為替手数料がかかる場合があります。

留学生がSIMロック解除した携帯電話を持ち込む場合、SIMカードを購入すればオーストラリアでも使うことができます。プリペイドSIMカードは、携帯電話会社の店舗だけでなく、多くの店やスーパーマーケットでも販売されています。プリペイドへのチャージは、オンラインまたは店舗にて行うことができます。
携帯電話が自国のプロバイダーにロックされている場合は、オーストラリアで新しい携帯電話を購入する必要があります。ほとんどのプロバイダーでは、月額料金にそれぞれのプランごとの通話時間、テキストメッセージ量、データ通信の許容量が設定されています。なかには月額料金に携帯機種代も含まれていることもあります。

オーストラリア首都特別地域(ACT)では、マイウェイ(MyWay)と呼ばれるスマートチケットシステムを使用します。MyWayまたは自動販売機のプリペイドチケットを使って、バスや非混雑時の電車を利用することができます。これらの交通機関では現金は使用できないので注意が必要です。ニュー・サウス・ウェールズ州では、シドニーとその周辺地域の地下鉄/電車、バス、フェリー、非混雑時の電車にOpalと呼ばれるスマートチケットを利用できます。クイーンズランド州の公共交通機関はトランスリンク(Translink)と呼ばれ、ブリスベン、イプスウィッチ、サンシャインコースト、ゴールドコースト地域をつなぐバス、電車、フェリー、トラムなど充実しています。Goカードと呼ばれる電子チケットシステムを利用。Goカードはオンライン、地元の小売店などから購入できます。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。