教育制度
このページは2025年に調査した内容を掲載しています。
概要
ハンガリーの教育制度では、3歳から16歳までの教育(就業前教育~中等教育の一部まで)が義務教育となっています。3歳から5歳までの就業前教育の後、基礎学校(általános iskola)で8年間の初等・中等教育を受けます(6~14歳)。基礎学校卒業後は、高校(gimnázium)、職業高校(szakközépiskola)、または中等職業学校(szakmunkásképző iskola)のいずれかでさらに4年間学ぶことができます。
18歳以降は、公立または私立の高等教育機関で学ぶか、教育・職業訓練プログラムに参加することが可能です。
高等教育では一般的に2学期生が採用され、秋学期と春学期に分かれます。秋学期は9月後半から2月上旬まで(試験期間含む)で、春学期は2月後半から7月上旬まで(試験期間含む)となっています。
また、ハンガリーの教育機関はボローニャプロセスに準拠しており、修士課程および博士課程に進学するには、学士号を取得する必要があります。学士号を取得するには、語学能力証明書、高校の卒業証書などの書類が必要です。ハンガリーの高等教育では一般的に1~5の5段階評価が採用されていますが、ヨーロッパのECTSにも対応しているため、交換留学生などにはECTSの成績も付与されます。
ハンガリーの一般的な成績評価システムとECTS評価システムの対応表