留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。特殊文字や記号は省略しています。

入学時期は9月の初旬で3学期制です。一般教育制度は幼児教育、初等教育、中等教育(中等義務教育、高等学校教育、基礎・中級職業教育)、高等教育(高等専門職業教育および大学教育)で構成されます。詳細は以下の通りです。

・幼児教育(Educación Infantil)
0歳から始まり、第一段階が3歳まで、第二段階が義務教育に移行する6歳までです。
 
・初等教育(Educación Primaria)
6~12歳の6年間で義務教育(日本の小学校に相当)となります。
 
・中等義務教育(Educación Secundaria Obligatoria:ESO)
12~16歳の4年間が義務教育(日本の中学校に相当)。第一段階(3年間)と第二段階(1年間)にわけられます。義務教育修了資格(Graduado en Educación Secundaria Obligatoria:GESO)を取得すると、高校または中級職業教育に進むことができます。
 
・高等学校(Bachillerato)
16~18歳の2年間です。芸術系、科学・技術系、人文・社会科学系の3系統があります。高校卒業資格(Bachiller)を取得すると、高等教育(大学、上級職業教育、高等芸術教育など)に進むことができます。大学進学の場合、大学入学試験(Prueba de Acceso a la Universidad:PAU)を受験する必要があります。

ここまでの段階における成績評価は大きく分けて5段階、細かくは10段階に分かれ、詳細は以下の通りです。
 
不可/insuficiente (IN): 1, 2, 3, 4
可/suficiente (SU): 5
良好/bien (BI): 6
優良/notable (NT): 7, 8
最優秀/sobresaliente (SB): 9, 10.

・基礎職業教育(Ciclos Formativos de Formacion Profesional Basica)
進学要件は、15歳以上、17歳未満であること、中等義務教育の最初の3年間を終えていること(例外的に2年間でも可)、学校側から保護者への進学の提案があることです。修業年限は通常2年。修了すると基礎(Formación Profesional Basica)の職業資格(義務教育修了資格:GESOに相当)を取得できます。

・中級職業教育(Ciclos Formativos de Grado Medio de Formación Profesional)
GESOを取得、または教育行政当局が指定する試験を受けて、中級職業教育に進むことができます。修了すると中級(Tecnico)の職業資格を取得できます。

・高等専門職業教育(Ciclos Formativos de Grado Superior de Formacion Profesional)
高校卒業資格(Bachiller)が必要ですが、教育行政当局が指定する試験を受けて高等専門職業教育に進むこともできます。修了すると上級(Tecnico Superior)の職業資格を取得できます。

第一段階の学士課程(Grado:180~240単位)、第二段階の修士課程(Master:60~120単位、修士論文提出)、第三段階の博士課程(Doctorado:一定期間のコースワーク、博士論文提出)の3段階に分けられます。学部に入るには、Bachillerを取得し、PAUを受験する必要があります。
 
大学教育における成績評価は以下の通りです。
 
不合格/0 - 4,9 = Suspenso - Equivalencia Europea: F
可/5,0 - 6,9 = Aprobado (AP) - Equivalencia Europea: C
優良/7,0 - 8,9 = Notable (NT) - Equivalencia Europea: B
最優秀/9,0 - 10 = Sobresaliente (SB) - Equivalencia Europea: A
*最優秀学位/Matrícula de HONOR (MDH)(評価SBかつ総生徒の5%未満しかもらえません)

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。