概要
2024年8月26日更新
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スペイン留学 概要
概要
首都: マドリード
位置: スペインはイベリア半島に位置し、北東部はピレネー山脈を境としてフランスと、西部はポルトガルと接し、南部はジブラルタル海峡を挟んでモロッコと向き合っています。
面積: 50万5千平方キロメートル
人口: 約4,859万人(2024年現在)
公用語: スペイン語(カスティーリャ語)、ガリシア語、カタルーニャ語、バスク語、バレンシア語
通貨: ユーロ(EUR)
気候: スペインは年間日照時間およそ3,000時間という晴天に恵まれた国です。全般的に気温は穏やかですが、季節と地域によって異なります。最も快適な気温の春と秋には、ほぼ一日を通して屋外で楽しむことができます(最低10度前後、最高で20~25度)。7月と8月に最高気温(特に南部では45度を超えることもある)に達し、スペイン全土においてかなり暑いですが、乾燥しているため不快指数は少ないです。特に、南部アンダルシア地方はサハラ砂漠から流れ込む暑く乾いた大気の影響で夏は酷暑になります。通常1月と2月には最低気温になり、雨量も多く、内陸北部では零下となり積雪もあります。
沿岸部や島嶼部は内陸と比べると気温の変化が小さく、穏やかな気候に恵まれています。
スペインは17の自治州と2つの特別自治市を持つ国です。言語は主にスペイン公用語であるカスティーリャ語(以下、本サイトでは便宜上「スペイン語」と表記)が使われていますが、バスク語、カタルーニャ語、ガリシア語、バレンシア語もそれぞれの自治州の公用語として認められています。宗教は国民の約75%がカトリック教徒と言われています。日本との関係は1549年にフランシスコ・ザビエルが渡来して以来、長い交流の歴史があり、伝統的に良好です。
各地域の特色
マドリード州(首都・州都:マドリード)
イベリア半島のほぼ中央に位置しており、一県(マドリード県)で一州が形成される行政区域です。16世紀に王宮が遷されて以来、スペインの政治、金融、経済の中枢としての地位を築いてきたマドリードは、多くの多国籍企業が進出する国際都市です。州内に3つの世界遺産を擁するほか、都心部には西洋美術の粋を集めたプラド美術館やソフィア王妃美術館などがあり、世界中から多くの観光客を集めています。
カタルーニャ州(州都:バルセロナ)
イベリア半島の北東端で地中海を臨む位置にあります。カタルーニャ州は自動車産業などの製造業を中心に、スペイン最大の商工業地帯として発展しています。州都バルセロナは、19世紀末から20世紀初頭にかけて画家のピカソ、ダリ、ミロを筆頭に世界的な芸術家を輩出した文化都市でもあります。
バレンシア州(州都:バレンシア)
カタルーニャ州の南、イベリア半島東側沿岸に位置しており、地中海に面する海岸部はスペイン有数の観光地です。伝統的に通商が盛んな土地で、ユネスコの世界遺産にも指定されているバレンシア旧市街の商品取引所は、地中海交易で栄えた中世バレンシアの象徴です。また、オレンジなど柑橘類の生産や、長い伝統がある陶器・タイル製造などが有名です。パエーリャをはじめとするスペイン独特の米料理は、バレンシア市南部の米の産地アルブフェーラの潟で生まれたものです。
バスク州(州都:ビトリア・ガステイス)
スペイン北部に位置し、カンタブリア海に面したフランスと国境を接する地方です。州政府と州議会は州都ビトリア・ガステイスに置かれていますが、州内で人口が最も多いのはビルバオで、バスク州を代表する経済都市でもあります。このビルバオを中心にバスクは19世紀に鉄鋼業で栄えて後、スペインで最も豊かな地方の一つに挙げられています。