留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2025年に調査した内容を掲載しています。

就学前教育
就学前教育は、保育学校で2歳から6歳までの幼児を対象として行われます。満3歳以上の子供は、優先的に地域の保育学校に入学できます。就学前教育の最終年(5歳以降)は義務教育となります。
 
前期中等教育(日本の小中学校相当)
義務教育は6歳から始まり、9年間続きます。前期中等教育(基礎教育)は通常では基礎学校で行われます。基礎学校は9学年で、第1段階と第2段階に分かれています。児童の年齢は通常6~15歳です。前期中等教育は、複数年制のギムナジウム(普通科高等学校)や8年制のコンセルバトワール(芸術学校)でも行われています。
 
後期中等教育(日本の高校相当)
後期中等教育(中等教育)では、①中等普通教育、②中等職業教育、③職業教育のいずれかを選択します。生徒の年齢は通常15歳~18/19歳です。
中等普通教育(4年間)は、ギムナジウムならびに中等技術学校および中等職業学校で行われ、それぞれの卒業試験に合格すると高等教育への進学が認められます。中等職業教育(2~3年)は、主に中等職業学校で行われ、最終学年で所定の成績を収めて卒業試験に合格すると見習い訓練証が授与されます。職業教育は1~2年間、基礎教育の未修了者や基礎教育のみの修了者を対象に、主に職業学校と実践学校で行われ、卒業試験の合格者には中等教育修了資格が与えられます。
 
コンセルバトワール
コンセルバトワールでは、音楽と演劇を学ぶ6年制(後期中等教育+高等教育2年)と、舞踊などを学ぶ8年制(基礎教育4年+後期中等教育4年)の普通教育課程および職業教育課程が提供されています。最終学年で卒業試験に合格すると、芸術系高等教育への進学要件となる芸術学校高等専門教育修了資格が付与されます。また、後期中等教育4年目に修了試験を受けて、芸術系以外の高等教育に進学することもできます。
 
高等教育
高等教育は高等専門学校(コンセルバトワールの高等教育段階を含む)と総合大学、非大学型の高等教育機関で提供されます。高等専門教育は通常、3年間のプログラムで修了となります。総合大学では、第1サイクルの学士課程(3~4年)、第2サイクルの修士課程(1~3年)、第3サイクルの博士課程(3~4年)、非大学型の高等教育機関では修士統合型課程(4~6年)において高等教育が提供されます。

2学期制で、一般的に、冬学期の指導期間は9月中旬~12月中旬、試験期間が1月~2月中旬、春学期の指導期間は2月中旬~5月中旬、試験期間が5月中旬~6月末となっています。チェコの大学は一般的に9月または10月に始まりますので、一般的な入学時期は9月または10月となります。

ほとんどの私立・公立の大学は、欧州で共通に用いられる欧州単位互換制度(ECTS:European Credit Transfer and Accumulation System)を採用しています。
例えばカレル大学では、各コースの修了に必要な労力を反映したECTSの単位が算出され、学生が出席数などコースの要件を満たした場合に単位が付与されます。単位は学習時間を基準に決定され、1単位は学習時間30時間に相当します。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。