教育制度
このページは2024年に調査した内容を掲載しています。
概要
義務教育は初等教育(6年間)、中等教育(6年間)の12年間。
中等教育修了後、希望者は高等教育(学士(3 年)、修士(1 年以上)、博士課程)に進みます。
ベルギーは北部のオランダ語圏、南部のフランス語圏、ドイツ国境に近いドイツ語圏に分かれ、属する言語圏により、学校教育における使用言語はもちろん、教育制度にも違いがあります。
南部のフランス語圏および北部のオランダ語圏の大学では、それぞれの言語を用いて教育がなされ、両言語が用いられることはほとんどありません。
一方、これら2つの地域の中間に位置し、欧州連合の政府の中心地であるブリュッセルは、両言語が混在しているだけでなく、英語やその他の言語も用いられることがあります。
文部科学省、世界の学校体系(ベルギー王国)より引用
学事暦
ほとんどの学校では、8月末~9月初旬に始まり、翌年6月下旬に学年を終えます。
初等および中等教育では3学期制を採用し、秋休み2週間(10~11月)、クリスマス休暇2週間(12~1月)、冬休み2週間(2~3月)、イースター休暇2週間(4~5月)があります。
高等教育は前期と後期に分かれ、学年末には試験期間が設けられています。
成績
明確な規定は見られませんが、初等教育および中等教育では一般にパーセント(%)による評価(50%以上で進級)、高等教育では20点満点で採点する方法、および「ヨーロッパ単位移転制度」による8段階評価(A, B, C, D, E, Z, FX, F)を採用し、欧州の他の国との互換性があります。