留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2020年7月時点で更新した情報です。各情報・データは更新時における一般的な状況です。教育機関、あるいは時期により異なる場合がありますので、最新・個別の情報については必ず各機関にご確認ください。

シンガポールの教育は、シンガポール教育省(MOE:Ministry of Education)が管轄しています。義務教育は初等教育の6年間です。 初等教育卒業時の初等学校卒業試験(PSLE:Primary School Leaving Examination)、中等教育卒業時のシンガポール・ケンブリッジ普通教育認定試験(GCE-O:Singapore Cambridge General Certificate of Education, Ordinary Level)、大学準備教育(ジュニアカレッジなど)卒業時のシンガポール・ケンブリッジ上級教育認定試験(GCE-A:Singapore Cambridge General Certificate of Education, Advanced Level)の結果に基づいて、進学先が決まります。PSLEの結果により中等教育進学の時点で、中高一貫校、特別独立学校、中等学校エクスプレスコース、中等学校ノーマルコース、特別学校職業指導コースに振り分けられ、その後の進路に大きく影響します。 二言語政策と初等教育段階からの能力主義がシンガポールの教育制度の特徴です。

ナンヤン工科大学

工科デザイン大学

国立大学の授業料は、シンガポール国民か、永住権保持者か、外国人留学生かで費用が異なります。フルタイムのコースに在学する外国人留学生は、卒業後にシンガポールに基盤を置く組織で3年間働く契約をすると、教育省からの補助金により減額された授業料が適用されます。
この制度は、学士課程では授業料交付契約(Tuition Grant Scheme)、修士・博士課程ではサービス義務契約(Service Obligation Scheme)と呼ばれます。どちらもオンラインで申請できます。これらの契約をしない、もしくは何らかの理由でできない外国人留学生は、教育省からの補助金がない学費が適用されます。医学部など、シンガポール政府の規定により契約対象外の専攻もありますので、各大学のホームページから授業料を直接確認してください。
授業料の一例として、ナンヤン工科大学(NTU)の授業料をあげます。学費/年は全てシンガポールドル、2020年度入学の例です。
  授業料交付契約あり 授業料交付契約なし
学部 17,550~ 31,970~
  サービス義務契約あり サービス義務契約なし
大学院 19,600~  

入学申請に必要な条件は、各大学と専攻により異なります。また、高校を卒業する際に、GCE-Aレベル、あるいはIB(International Baccalaureate)を取得している場合、入学申請の方法が異なる場合があります。各大学のホームページで直接ご確認ください。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。