留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

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学期末の研究進捗発表にて筆者
留学先国・地域:シンガポール
学校名:National University of Singapore
専攻名:MA in  Southeast Asian Studies
留学期間:2021年8月~2023年11月
留学先の課程:修士課程
奨学金:JASSO給付型「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」

はじめに留学したいと思ったのは高校生のときで、当時は英語を使って、日本で学べないことを学びたいというただ漠然とした思いでした。日本の大学へ進学し、興味のある分野(民族音楽学)に関してある程度基礎的な知識がついたところで、具体的に何をさらに、かつどのように学びたいか、その上でどのようなキャリアを歩みたいかについて改めて考えました。そこで海外への大学院進学が必要十分であると判断し、この度学位取得のための留学に至りました。

私の専門は民族音楽学ですが、音楽以外で且つ研究に必要な知識(例:社会、歴史、文化など)について圧倒的に足りないと、学部時に痛感しました。そこで、修行の意味を込めて、修士課程では東南アジア研究を志すことにしました。様々な大学候補がありましたが、やはり東南アジア圏内で東南アジアを学びたいこと、研究対象のタイに近いこと、民族音楽学の先生がいることを鑑みた上でシンガポール国立大学に決めました。資金は就職時に貯めた貯金と奨学金を活用しました。

友人とシンガポール名物ナシレマ(左)
課題の量がとにかく鬼でした(現在カナダで博士課程をやっていますが、今振り返ってもやっぱりあの量は鬼でした笑)。学部卒業後、研究とは全く関係のない分野で2 年半就職していたというブランクも相まって、毎週馴染みのない分野の論文を大量に読み、毎週プレゼンを作り録画し、毎週エッセーを書き、さらにクラスメイトのプレゼンを見てから授業に臨むというのはかなりハードでしたが、その分貴重な修行になったと今では思います。その中で支えとなったのはやはりクラスメイトの存在でした。昼前にみんなでジムに行き、昼から日付が変わるまで大学で黙々と課題に取り組む。一人
だったら絶対に乗り越えられないようなことでも、誰かと一緒に取り組めば自分はここまでできるんだ!と自信をつけさせてもらえました。

修士課程で東南アジア研究に進むと決めた時、同時に博士では必ず民族音楽学に戻ると決めていたので、シンガポール国立大学卒業後はカナダのブリティッシュコロンビア大学民族音楽学博士課程にて進学しました。修士課程で東南アジアについてはある程度学べたので、博士課程では特に音楽分析に特化した大学を選びました。

タフで時に辛い留学生活でしたが、その中でも学会発表や、様々なセミナーにて交友を広げていくと、まだまだ自分のやりたいことはここにあると感じます。自分が本当にやりたいことはこれなのか、という問いに対して、今ではより明確に答えることができるようになったのが、この留学での一番の収穫だと思います。

シンガポール国立大学内
シンガポール留学の醍醐味はアジアと欧米の良いとこ取りだと思います。英語圏ならではの欧米をはじめとした世界各地への研究アクセス、東南アジアならではの研究土壌、食のバラエティーと過ごしやすさ。加えて治安の良さもあり、安心した環境で勉学に励むことができます。勉学の挑戦は選べませんが、環境は選べます。皆様の留学が実り豊かなものになりますように!

留学前はひたすら語彙力の強化に努めました。IELTSの語彙はもちろん、研究分野の語彙などを中心に例文と共にノートに書いてインプットしました。また受験時の面接を見越して口頭でのアウトプットもできるようにしました。それでも留学開始後、語彙力不足に苦しんだので、やりすぎるくらい語彙力を増やすに越したことはないと思います。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。