大学・大学院・短期大学・専門学校
私費留学
体験レポート
S.K.さん
留学先国・地域:シンガポール
留学期間:2021年8月より現在
学校名:シンガポール国立大学
専攻名:東南アジア研究
留学形態:大学院への進学(修士号取得)
留学の動機について
Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
はじめに留学したいと思ったのは高校生のときで、当時は英語を使って、日本で学べないことを学びたいという漠然とした思いでした。日本の大学へ進学し、興味のある分野に関してある程度知識がつき、具体的に何をさらに学びたいか、どのようなキャリアを歩みたいかがはっきりした上で、海外への大学院進学が必要十分であると判断し、この度留学に至りました。
Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
コロナ禍で移動が難しいこともあり、研究対象である東南アジア及びタイに近い場所で勉強したいと思い、東南アジアの大学院を探しました。その中でも、英語で勉強ができ、また民族音楽学の先生が在籍しているシンガポール国立大学を選びました。
Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか?
留学の理由が漠然としていた高校時代と比べ留学の目的が明確であったこと、また両親からの経済的支援を必要としなかったこともあり、主だった反対意見はありませんでした。現在では時折日本食を仕送りしてくれます。
留学の準備について
Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか?留学を思い立ってから、実際に出発するまで、それぞれの準備段階にわけて教えてください。
2020年6月情報集め開始→7月IELTS受験→8月シンガポール国立大学指導教員にコンタクトを取る→推薦書作成願いを学部時代の指導教員らに送る→9月Application作成→10月Application提出→11月面接→12月合格発表→2021年8月留学開始
Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか?使用したウェブサイト、雑誌、イベント、SNS(YouTube、Twitter等)などがあれば、あわせて教えてください。
Applicationに必要な研究計画書の書き方について、複数の海外大学院生のブログ等を参考にしました。コロナ禍であったこともあり、ビザ発行状況や隔離制度が頻繁に変更していたため、入国時には特に注意して大使館のアナウンスを毎日チェックしたり、大学に問い合わせたりしていました。また、直接の参考情報ではないにしろ、Twitterで海外大学院進学のアカウントをフォロー&交流することで、受験や大学院生活の励みになりました。海外大学院進学はマイナーであり、個人での挑戦になるため、同じような境遇の方とゆるりとつながることで、様々な機会で情報交換することができ、また精神的な励みにもなるのでおすすめです。
Q. 語学学習はどのように行っていましたか?
自主学習でした。IELTSはもとより、大学院の授業でも知らない単語に毎回出会うのが常であるため、ひたすらに単語習得を中心に勉強しました。
Q. 留学(斡旋)サービスなどは利用しましたか?
金銭的に余裕がなく、また自分自身で事足りると判断したため、利用しませんでした。
Q. 留学の資金調達はどのように行いましたか?利用した奨学金などがあれば、あわせて教えてください。
大学院進学前に就職していたため、貯金を活用しました。
Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか?特に苦労したことや気を付けた方がいいことなどがあれば教えてください。
日本語の情報を参考にする傍ら、やはり最後は英語や外国語の元情報を確認したほうがよいと思います。特にコロナといった前代未聞の状況下では、様々な情報がゆらぎやすいので、元情報をしっかりと確認し理解することが、トラブル回避の一番の方法だと思います。
留学中の様子について
Q. 留学中の学校生活はどうですか(どうでしたか)?海外の学校だからこそ苦労することや、逆に学校生活での楽しみなどを教えてください。
課題の量が多い、そしてそれらをこなさないことには前に進めないということに、入学早々苦労しました。学業の合間の楽しみとして、ジムに行くようになりました。海外の大学は大学のジムが無料で使えるところが多く、海外留学ならではの楽しみ方だと思います。
Q. 学校外の生活はいかがですか(いかがでしたか)?寮などでの生活や休日の過ごし方に加えて、街の治安などについても教えてください。
シンガポールは治安が大変良く、また日本人も大変多いため、日常でトラブルに合うことはありません。休日は日本食を食べに行ったり、友人とコーヒーを飲んだり、美術館へ行ったりなどしています。
Q. アルバイトやインターンはしていますか(していましたか)?
していません。
留学後について
Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか?
海外大学院はやはりタフだということを実感しました。しかしそのような中でも、学会発表したり、様々なセミナーに赴くなどして交友を広げていくと、まだまだ自分のやりたいことはここにあると感じます。自分が本当にやりたいことはこれなのか、という問いに対して、今ではより明確に答えることができるようになったのが、一番の収穫だと思います。
Q. 留学後の進路について教えてください。
博士課程進学を考えています。
Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
海外大学院進学、特に修士課程進学の場合、シンガポールに限らずやはり金銭的にかなり難しいところが多いと思います。しかし、それを差し引いても学びたいという意思とそれに相応した努力を積めば、何かしらの道はあると信じています。ぜひ頑張ってください!