留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。

カリフォルニア州、ハワイ州、ワシントン州、そしてコロンビア特別区などでは物価が比較的高く、アーカンソー州、ミシシッピ州、アラバマ州など、他の地域では物価水準が低いという傾向が見られます。
住宅家賃は、カリフォルニア州、コロンビア特別区がアメリカ内でも高く、ウェストバージニア州が低い傾向にあります。
 
近年では、部屋代や食事にかかる費用が毎年3~5%程上昇しています。また、2023年の学部課程の授業料の平均上昇率は私立4年制で4.0%、州立4年制で3.0%、州立2年制で2.6%と、授業料も値上げされています。

外食費の例として、ファーストフードチェーンのSUBWAYでは6インチのSubway Clubサンドが7.99ドル、ホットコーヒーが1.99ドルで販売されています。
 

引用:アメリカ大使館・領事館と日米教育委員会、EducationUSA Tokyo
Missouri Economic Research and Information Center > Cost of Living Data Series 〔英語〕
州別に分けられている生活費のデータを掲載している。
 

大学の寮を希望する場合、キャンパス・ハウジング(ハウジング・オフィス)に入寮希望を伝えると良いです。

民間のアパートを探す場合は、図書館の掲示板、食料品店、公民館など、公共の場にある「賃貸募集」の看板を探すほか、インターネットで賃貸物件を調べたり、電話帳のイエローページのProperty Management(不動産管理)の項を見たり、新聞のClassifieds欄からApartments for RentとHomes for Rentのページを探す、地元の不動産業者に電話するなどの方法があります。

 

多くの大学は学生食堂があり、ミールプラン(meal plan) を購入することが可能です。大学によっては学生証などをスワイプし、1スワイプで選択した食堂の朝食・昼食・夕食などが食べ放題になります。1スワイプ=1ミール(一食、サンドイッチセットなど)の場合もあります。また、ミールポイントを購入し、そのポイントで食べ物を買う制度の大学もあります。

日本食に関しては、寿司はスーパーマーケットで中華料理店やベトナム料理店と同じように売られているほか、おにぎりはアジアン・カフェの人気メニューになっています。ニューヨークには、懐石料理レストランが数多くオープンし、居酒屋、お好み焼き屋、ラーメン屋などもあります。
 

アメリカには国の健康保険はありません。J-1ビザで留学する場合は、法律によって健康保険加入が義務付けられており、大学側も病気や事故に対する健康保険への加入を義務付けています。J-1ビザ以外のビザでアメリカに留学する学生も、何らかの健康保険に加入することが義務付けられているので、留学先の大学に健康保険制度がない場合は、自分で健康保険に加入しなければなりません。
 
病気やケガの場合は、まず学生のためのヘルスクリニックまたは診療所に行くことが大事です(ただし、歯科疾患、産科疾患、精神疾患は除く)。診察料は前納の学生健康保険料で賄われ、処方薬も無料になる場合があります。学外での受診が必要な場合は、ヘルス・クリニックで相談することができます。また、病気になって病院に行く必要がある場合は必ず留学生アドバイザーに知らせるようにしましょう。
 
アメリカの緊急通報用電話番号は「911」で警察・消防・救急共通です。なお、救急車の利用は有料となります。

American Visitor Insurance〔英語〕 外国人用の保険プラン情報を掲載している。

2021年、アメリカにおける暴力犯罪は約70万件、財産犯罪は約410万件と推定されており、世界的に見ても高い犯罪率となっています。特に暴力犯罪は2014年以降やや増加傾向にあり、2021年の殺人事件総数は13,537件(日本は874件)で人口あたりの殺人発生率は日本よりはるかに高いです。加えて凶悪犯罪に銃器が使われる傾向があり、訪問者や居住者には十分な注意が求められます。
 
大学構内および街にいるときは次の事柄に注意しましょう。
日中でも、人通りがないときに近づいてくる見知らぬ人を警戒しましょう。危険な状況にいると感じたら、「火事だ!」と叫ぶことも効果的です。
むやみに多額のお金や貴重品を持ち歩かないよう注意し、常にスリや置き引きに注意しましょう。
車上荒らしが頻発しているため、車を使用する場合はたとえ短時間であっても、車から離れるときは必ず鍵をかけましょう。
見知らぬ人にむやみに自分の名前や電話番号を教えないようにしましょう。特に新入生は、新興宗教団体や政治団体から声をかけられやすいので注意しましょう。
夜間の一人歩きは避けましょう。また見知らぬ人が集まるパーティーには一人で行かず、友人と一緒に行くようにしましょう。
パーティーでの過度の飲酒を避けましょう。特に大都市では麻薬密売人が巧みに近づいてくることがあるほか、飲み物に薬物を混入される危険もあるため、見知らぬ人から飲み物を受け取ったり、飲み物から目を離したりしないよう注意しましょう。
 
 

在留資格の種類によって、アルバイトが許可されているかどうか、また許可されている場合、どのような条件が付されているか異なります。
学生(F-1)の在留資格を持っている人は、学期中は週20時間まで、休暇中はフルタイムで、学内でのアルバイトが可能です。ただし、アルバイトをする場合でも、常に良好な学業成績を維持しなければなりません。学外でのアルバイトは特別な許可が必要で、限られた条件下でのみ認められます。
たとえ許可が下りたとしても、パートタイムの収入はごくわずかで、学期中の週20時間が限度であるため、これに頼った資金計画を立てるのは非常に危険です。また、勉強とアルバイトの両立は非常に難しく、特に1年目は勉強だけでも大変なので、少なくとも1年目は勉学に集中し、働かなくても十分賄えるだけの資金を準備したほうがいいでしょう。

交流訪問者(J-1)の在留資格保持者は、入学許可書を発行したスポンサーから、キャンパス内でアルバイトをする許可を得なければなりません。学外での就労は、J-1ビザ取得後に予期せぬ緊急かつ深刻な経済的必要性が生じた場合にのみ許可されます。

挨拶:初対面の際、男女問わず、しばしば強い握手が求められます。これは互いの尊敬と信頼を示す行為とされています。
喫煙と飲酒:アメリカでは喫煙に関して日本よりも厳しい規制があります。公共の場所ではほとんど禁煙で、喫煙可能なのは限られた喫煙所のみです。アルコール飲料の販売に関する法律も厳しく、ほとんどの州で飲酒の最低年齢は21歳です。未成年者は酒類を購入することはもちろん、バーやクラブなど酒類を販売している場所に入ることも禁じられています。また、法定飲酒年齢を超えていても、若く見られる場合は年齢を証明する写真付き身分証明書(学生証、運転免許証、パスポートなど)を提示する必要があります。
測定制度:アメリカでは、メトリック(キログラム、キロメートル)ではなく、カスタマリーユニッツ (customary units)を使います。距離・長さは、マイル・ヤード・フィート・インチなど、体積は、クォート、リーター、ガロンなど、重量はパウンド、温度はファーレンハイトなどが使用されています。
チップ、税金:アメリカではレストランやタクシーに乗る際に、サービス料としてチップを払います。州で異なりますが、基本的に15~20%です。チップ以外にもサービス料を払う場合もあります。税金も州ごとに異なります。

アメリカは国土が広いため、方言や独特の発音・ローカルアクセントが存在します。また、英語のスラングや言い回しなども地域や世代、時代によって異なるため、完全に理解するには時間がかかるでしょう。

口座開設には、身分証明書(パスポートまたは運転免許証)が必要になります。身分証明書のほか、社会保障番号(SSI番号)が必要になる場合もあります。ただし、SSI番号は就職が決まっていない留学生には発行されないので、他の番号(学生証番号、ITINなど)で代用できることがあります。
アメリカの銀行は通帳を発行しておらず、取引明細書は毎月、郵送またはオンラインで確認できます。口座を開設すると、ATMで使用できるキャッシュカードと個人識別番号(PIN)が発行されます。カードと暗証番号の取り扱いには十分注意しましょう。

預金の種類
普通預金(Savings Account):アメリカの普通預金は当座預金よりも貯蓄性の高い講座です。日本でのいわゆる普通預金に相当するものは、アメリカでは当座預金にあたります。
当座預金(Checking Account):口座を開設すると、仮の小切手が渡され、数日後に正式な小切手帳(check book)を受け取ります。小切手は現金に代わるもので、アメリカのどの銀行でも作ることができ、一般的に電話代などの公共料金の支払いに使用されます。大金を持ち歩くのは危険なので、高額な商品を購入するときは小切手を使う方がいいでしょう。支払いの際は、その場で金額とサインを書いて手渡します。換金や小切手記入の際には、身分証明書の提示を求められます。

アメリカでは、クレジットカードは広く一般に受け入れられ、利用されています。そのためクレジットカードは身分証明書としても頻繁に使用されています。ただし指定された期日までに支払いが行われない場合、支払いの遅れをカバーするために追加料金が請求書に加算されるので注意してください。

当座預金口座を持っていれば、デビットカード機能付きのキャッシュカードを発行することもできます


日本円から米ドルへの両替ができる場所と特徴は次の通りです。
空港の両替所:アメリカの空港にある両替所は一般的に手数料が高いです。
ホテルの両替所:一般的に空港の両替所よりも手数料が高い傾向にあります。
市内の両替所:空港やホテルに比べ、手数料が比較的安い両替所が多いです。
海外キャッシング:海外で使えるクレジットカードを持っていれば、海外キャッシングを使って現地のATMからドルを引き出すことができます。
VISAカードは「VISA」または「PLUS」と書かれたATM、Masterカードは「Cirrus」と書かれたATMでキャッシングを行うことができます。利息がかかりますが、両替所よりも得なレートが適用される場合もあります。
国際キャッシュカード:国際キャッシュカードがあれば、海外のATMで日本の口座から現地通貨を引き出すことができます。現地の銀行や両替所で現金を両替するよりもレートがいい場合が多いですが、対応していないATMもあること、1日の引き出し限度額があること、引き出し手数料がかかる場合があることなど、注意点もあります。

小口貨物の通関制度:米国 (JETRO)〔日本語〕
 

AT&Tコミュニケーションズ、ベライゾン・ワイヤレス、T-モバイルUSが全国規模でサービスを提供しています。
アメリカではカフェ・レストランなどでインターネットが無料で使えます。大学の寮に住んでいる場合は、大学の無料Wi-Fiを使用することができる場合もあります。インターネットサービス付きのアパートもありますが、インターネットサービスが付いていない場合は、自身で契約する必要があります。

地域によりますが、アメリカでは車での移動が主流です。バスの利用者も多いです。ニューヨークやワシントンD.C.など、人口密度の高い地域は電車や地下鉄の公共交通機関がよく利用される場合もあります。最近は、タクシーの代わりにUberやLyftなどのサービス(アプリ)を利用する人が増えてきています。

LA Metro 〔英語〕
カリフォルニア州メトロの費用。
The MTA〔英語〕 
ューヨーク州メトロの費用。
Metra 〔英語〕
イリノイ州メトロの費用。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。