留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。

アメリカは、英語を母国語としない人を対象とした英語教育プログラム「ESL(English as a Second Language)」が多くあります。高等教育機関への進学ではなく、アメリカで英語と文化を学びたい人のためのコースもあります。学習期間は数週間から数か月の短期コース、1年間通学する年間コースがあり、自分の目的やスケジュールに合わせて選ぶことができます。

アメリカの英語学校は、大学に付属している英語研修機関、大学のキャンパスを借りて民間の会社などが運営している私立の英語学校、単独の私立の英語学校の3つのタイプがあります。

大学に付属している英語研修機関では、主に大学への進学に向けて大学で必要なアカデミックスキルやアカデミックイングリッシュを中心に勉強します。私立の英語学校も大学への進学準備コースやTOEFL対策の授業を提供しているところがあり、大学への入学手続きサポートを提供している学校もあります。大学付属の英語研修機関はセメスター制の長期プログラムが多いですが、私立の英語学校は2週間などの短期プログラムに参加できるところも多く、年間いつでも入学できることが多いです。
また、授業を開講する大学のキャンパス内で学習するため、図書館、カフェテリア、コンピューターラボ、フィットネスセンター、メディカルセンターなどの施設を利用できたり課題活動や、学部レベルの授業を聴講できる場合もあります。

民間の語学学校のプログラムの一部は大学のキャンパス内で受講できるものもあります。

大学のキャンパス内では授業を行わず、民間の語学学校内で授業を受けるプログラムの場合はコースの期間や開始時期などを柔軟に決められることもあります。

全米に複数校舎を持つ語学学校:Kaplan International Languages, ELS Language Centers, Kings, INTOなど
 
国や州政府への登録制度はありませんが、学生ビザ(F-1 Visa)を取得して留学するためには、政府が認可した正式な入学許可書(I-20)を発行する学校でなければなりません。学校選択に迷った場合は、下記団体に認定・加盟している学校を選びましょう。
なお、アダルトスクールは、アメリカの地域住民を対象とした生涯教育を行う学校です。移民のために英語教育が実施されている場合がありますが、学生ビザは取得できません。

大学付属の英語学校
UCIEP (University and College Intensive English Programs)〔英語〕
私立を含む英語学校
EnglishUSA (American Association of Intensive English Programs)〔英語〕
語学学校が検索できるサイト
CEA (Comission on English Language Program Accreditation)〔英語〕
大学内の英語研修プログラムや、私立の英語学校を認証する教育機関。認証を得ている英語学校が検索できます。
ACCET (Accrediting Council for Continuing Education and Training)〔英語〕
 

多くの語学学校のカリキュラムはレベル別に分かれており、その一例を紹介します。

総合英語プログラム
英語コミュニケーション能力を総合的に伸ばしたい人のためのプログラム。実践的な「生きた英語」で会話力を磨き、自分の意図を正しく伝える文章の書き方を学びます。

大学進学準備プログラム
アメリカの大学や大学院に入学するための英語を学ぶプログラム。大学で必要なノートの取り方、論文の書き方、学術論文の読み方、プレゼンテーションの仕方などを身につけることができます。また、グループワークへの取り組み方、教授とのコミュニケーションの取り方なども学ぶことができ、日本とは異なるアメリカの学習スタイルに不安を感じている人にとって安心できるプログラムといえるでしょう。

テスト対策プログラム
TOEFLやIELTSなどの英語テストのスコアアップを目指すプログラムです。

専門英語プログラム
ビジネス、教育、法律、マネジメントなどの特定の分野の英語を学ぶことができます。仕事をする上で求められる英語を学ぶことができます。

大学付属のSELプログラムの場合、プログラムによって入学条件は異なりますが、ほとんどの場合18歳以上または高校卒業以上であることが条件となっています。
入学願書の提出と、プログラム費用が賄える経済力の証明をすることで入学が許可されるのが一般的です。

語学留学をする場合の費用例は以下の通りです。

・ミネソタ大学の集中英語コース(15週)
   学費:6,500ドル、手数料:508ドル、保険:1,795ドル、書籍代:200ドル
・ネブラスカ大学の集中英語プログラム(14週)
   学費:4,140ドル、手数料:1,045ドル、保険料:1,636~2,273ドル
・テキサス大学のアカデミック準備コース(15週)
   学費:5,195ドル、保険料:1,433ドル

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。