留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

大学・大学院・短期大学・専門学校 奨学金留学

留学先国・地域:アメリカ合衆国
留学期間:2018年8月 - 2020年5月
学校名:ミズーリ大学
専攻名:ジャーナリズム
留学形態:大学院への進学(修士号取得)

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。

幼い頃から興味・関心があり触れ続けた、英語と文章を書くことについて、社会に出る前に集大成となる経験をしたいと思い、大学三年生の頃に、ジャーナリズム専攻での大学院留学の準備を始めました。
実践的にジャーナリズムを学ぶことのできるカリキュラムを持つジャーナリズムスクールが日本より海外に多かったことも理由の一つです。


Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。

アメリカのミズーリ大学ジャーナリズムスクールは世界最初のジャーナリズムスクールと言われるほど歴史を持ち、かつ学内の新聞社、雑誌社、テレビ局、ラジオ局で授業の一環で記者としての経験を積めるところに魅力を感じました。
早稲田大学とシドニー大学の大学院ジャーナリズムスクールにも合格していましたが、長年の実績と実践的なカリキュラムに惹かれ、ミズーリ大学を選びました。


Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか?

英語やマスコミなどに小さな頃から関心があることは家族もよく知っていたため、特に反対はありませんでした。
私も両親も留学に関して金銭面が不安でしたが、JASSO奨学金に合格してからは両親も安心し、応援してくれました。

Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか?留学を思い立ってから、実際に出発するまで、それぞれの準備段階にわけて教えてください。

2016年5月: 留学を決意、志望校を探し始める
2016年8月: IELTSを受験
2017年4月: 志望校を5校まで絞り、GREの勉強、受験をはじめる
2017年8月: 奨学金に関する準備を始める
2017年10月: 大学院に提出するエッセーの準備を始める
2017年11月、12月:大学院、奨学金願書提出
2018年1月: 大学院合格
2018年2月: 奨学金合格
2018年8月: 出発


Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか?使用したウェブサイト、雑誌、イベント、SNS(YouTube、Twitter等)などがあれば、あわせて教えてください。

大学院留学は経験者が少なく、情報源はほぼ志望校のホームページに限られていました。
学校選びも国にこだわりはなかったため、「大学院」「ジャーナリズム」などのキーワードでGoogle検索し、世界中の大学院から少しずつ絞っていきました。


Q. 語学学習はどのように行っていましたか?

英語の必修授業が週8時間以上ある明治大学の国際日本学部に在籍し、学んでいました。
当初はTOEFLの勉強を多くしていましたが、大学三年生の初めにIELTSの方が私に向いていると気づき、IELTSの勉強に切り替えました。


Q. 留学(斡旋)サービスなどは利用しましたか?

留学(斡旋)サービスの検討はしましたが、利用しませんでした。理由としては高額であることに加え、サービス提供社が「この学校に何名」と枠を持っており、サービスを購入すれば合格できる状況で、自分が本当に行きたい学校に行き、自分の力で留学を成し遂げたい思いが、サービスを利用したい思いを上回ったからです。


Q. 留学の資金調達はどのように行いましたか?利用した奨学金などがあれば、あわせて教えてください。

経済状況的に奨学金を頼ることしか選択肢がなく、結果的にJASSO奨学金大学院学位取得型に合格することができました。大学院合格が先で奨学金の結果が後であったため、奨学金不合格の場合は教育ローンを考えていました。


Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか?特に苦労したことや気を付けた方がいいことなどがあれば教えてください。

合格した学校から送られてくる情報に従って手続きを行いました。入学前の手続きは日本で行うため、メール一通のやりとりでも丸一日かかり、時間に余裕を持って準備することの大切さを実感しました。

Q. 留学中の学校生活はどうですか(どうでしたか)?海外の学校だからこそ苦労することや、逆に学校生活での楽しみなどを教えてください。

毎日に学びがあり、忘れられない充実した二年間でした。勉強のみならず、学内の新聞社、雑誌社、テレビ局の記者として英語で取材し記事を書くことは大変なことも多かったですが、取材を通してインタビューなどで学外の方とも多く関われたことも思い出の一つです。


Q. 学校外の生活はいかがですか(いかがでしたか)?寮などでの生活や休日の過ごし方に加えて、街の治安などについても教えてください。

学校から徒歩圏内の大学院生用アパートで一人暮らしをしていました。学生街ということもあり、手頃な値段の飲食店も多く、不自由なく過ごすことができました。
新型コロナウイルス感染拡大後はほとんどの人が地元へ帰りゴーストタウン状態でしたが、人がいないのが逆に快適で、最後まで無事に健康で留学を終えました。


Q. アルバイトやインターンはしていますか(していましたか)?

学部生のレポートを採点するアルバイトをしていました。期限内であればオンライン上で好きな時間に採点する形式でしたので、どこかに集まって何かをする形ではありませんでしたが、黙々と作業をすることが得意な私に合っていると感じました。

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか?

どんなに難しいと感じたことも一つ一つ学びながら挑戦し乗り越えていくことの大切さを学びました。
海外経験の少ない私にとって、日々の授業、論文執筆、記者活動の全てが困難の連続でしたが、周りの人たちに刺激され、ときには優しさに触れながら自信をつけた経験は、今後の人生においても財産になると感じています。


Q. 留学後の進路について教えてください。

コンサルティング会社のリサーチを支援する東京の外資系の企業に就職しました。トピックに関する事柄を調べて、その分野に詳しい人を探すという現在の業務内容がジャーナリズムスクールで学んだことと直結しており、大学院での経験がいきていると毎日感じています。


Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。

留学には華やかなイメージがありますが、実際には辛いこと、大変なことの方が多いように感じます。それでも自分のキャリアに留学が必要だという思いと逆境を乗り越えようとする意志があれば、最終的にはかけがえのない経験になるはずです。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。