留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2025年に調査した内容を掲載しています。

アイルランドはEUの中でも2番目に物価の高い国とされています。以下は1か月の出費の目安ですが、アイルランドで1年間暮らすためには、約15,000ユーロ(230万円前後)は必要です。


アイルランド生活費
(出典:ダブリン工科大学による生活費目安ガイド2024/25)

大学の寮のほか、民間の学生マンション、民間の一般向けマンション、ホストファミリーを探すことが選択肢に入るでしょう。
大学の寮や民間の学生マンションはあまり費用の差がなく、1か月あたり800~1,200ユーロで、大抵の場合光熱費、インターネット料金も含まれています。

民間の一般向けマンションは寮や学生マンションよりも高くなり、1,500ユーロ以上はかかると考えた方が良いです。インターネット料金が家賃に含まれることもありますが、その他光熱費は自分で支払う必要があります。

ホストファミリーを見つけ同居する場合は、寮や学生マンションよりも安価になる傾向があり、大体600ユーロ前後になります。ダブリン工科大学のように大学が運営している部屋探しのサイトがあればそれを利用し、ない場合は学事センターなどに問い合わせをしてみると良いでしょう。

大学のホームページで学生寮の紹介や、民間のアパートの検索サイトなどが紹介されている場合があるので、まずは留学先の大学のサイトを細かくチェックしましょう。

ダブリン工科大学が運営しているサイト[英語]


大学ページで紹介されている民間サイトの例:
Student.com[英語]
Rent.ie[英語]
 

街角

地域によって多少前後しますが、外食は15ユーロ以上かかります。大学内の食堂で食べれば10ユーロ前後と少し安価になります。
日本食が売られているお店はアイルランド国内にいくつか存在します。その多くはダブリンにありますが、オンラインストアから購入できるお店もあります。

日本人は入国前にビザの取得が不要ですが、入国後90日以上滞在する場合は外国人登録が必要となり、その際に医療保険の証明書を提出しなければなりません。そのため基本的に留学生の医療保険の加入は必須と言えますが、アイルランドの保険制度を利用できるわけではなく、民間の医療保険に加入する必要があります。日本で海外留学向けの医療保険に加入しておくのも一つの手ですが、大学によってはアイルランドの留学生用医療保険を紹介しているところもありますのでチェックしてみましょう。

比較的安全な国と言われるアイルランドですが、近年犯罪件数が増加傾向にありますし、ギャング同士の抗争とみられる銃撃・殺人事件、少年少女の不良グループによる外国人に対する暴行・恐喝事件も発生しています。基本的に目立つ格好は避け、大声で騒いでいるグループがいれば近づかないようにしましょう。

海外からの学生で有効な入国許可証スタンプ2を持っている場合のみ労働が可能です。ただし基本的には週20時間の就労までとされており、6月~9月と12月15日~1月15日までの期間だけ週40時間以内の労働が可能となっています。入国許可証スタンプ2の有効期限が切れると就労はできませんので注意してください。またアイルランドの最低賃金は1時間あたり10.50ユーロです。

ほとんどの店舗は月曜日から土曜日まで、午前9時~午後6時まで営業しています。木曜日や金曜日には午後9時まで営業しているお店も少なくありません。日曜日はお店が閉まっていることも多いですが、営業している場合は、だいたい昼の12時~午後6時までとなります。コンビニエンスストアやスーパーは毎日深夜まで営業しているところが多いです。

英語はアイルランド語とともにアイルランドの公用語の一つです。国の第一公用語はアイルランド語ですが、ゲールタハタイ語圏と呼ばれるアイルランドが話される地域以外では、大部分の人の第一言語は英語となっています。

銀行口座を開設するには本人確認書類とアイルランドの住所が確認できる書類が必要です。窓口でもオンラインでも申請が可能ですが、オンラインの場合でも書類を郵送することを要求する銀行もあります。
クレジットカードはアイルランド全域で広く利用できます。特にVisaとMastercardが一般的で、American Expressはすべての場所で受け入れられるわけではないので注意しましょう。アイルランドのカード決済はカードを差し込んで、暗証番号を入力する方式が基本で、スワイプする方式は使えない店が多いのでこの点も注意しておきましょう。また非接触型決済の利用も増えてきており、少額(50ユーロまで)ならタッチするだけでOKです。銀行は平日の10時~午後4時まで営業していますが、ATMはすべてのショッピングセンターに設置されていますので、お金を引き出すことに苦労はしないでしょう。

アイルランドではプリペイド方式と月額契約方式の両方が利用可能です。SIMカードはオンラインで注文でき、滞在先への配送も可能で、対応機種であればe-SIMサービスを利用することも可能です。e-SIMを利用すれば、店舗を訪れる必要がなく、オンラインで設定が可能です。

公衆Wifiに関してはWifi4EUというEU加盟国内で広がっている無料Wi-Fiがアイルランド国内でも利用可能です。学内ではEduroamという無料Wi-Fiが利用できます。

家でインターネットを利用する場合、プロバイダと契約すると大体35ユーロ(約5,000円)からが相場となっています。

バスと電車は近距離では2ユーロ、長距離では2.6ユーロと距離に応じて運賃が変わります。いずれの場合でもLeap Cardという交通系ICカードを利用することによって2~3割減額で利用できます。
タクシーに関しては、月~土の午前8時~午後8時の時間帯で通常料金となります。通常料金は初乗り4.40ユーロで、その後1kmごとに1.5ユーロほど加算されていきます。日曜や祝日、あるいは早朝や夜の時間帯は初乗りが5.40ユーロでその後の加算金額も1割増になります。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。