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体験レポート
デジタル技術で博物館と教育に効果的学びを
日本文化発信イベント(中央)
留学先国・地域:ドイツ、フィンランド
学校名:ブラウンシュヴァイク工科大学(ドイツ)、アアルト大学(フィンランド)
専攻名:コンピュータサイエンス学部(ドイツ)、プロダクトデザイン(フィンランド)
留学期間:2024年9月~2025年8月(ドイツ)、2025年7月(フィンランド)
留学形態:学士課程(日本の大学在学中)
奨学金:トビタテ!留学JAPAN
プロジェクトで感じたデジタル技術の可能性
3歳までスウェーデンで生活していたこともありますが、大きなきっかけとなったのが、大学での楽器のVR演奏体験プロジェクトへの参加です。このプロジェクトを通じて、XR技術を活用することで、稀少な収蔵品に直接手で触れることなく、演奏体験をしているかのような感覚を得られることに気づきました。また、この経験から、デジタルコンテンツの導入が進むドイツの博物館で先進的な事例を学び、さらにICT教育が発展しているフィンランドで導入に向けたプロセスを学びたいと思い、留学を決めました。
文化・教育 × デジタル技術を学ぶために
子供の頃スウェーデンで生活していたことから、ヨーロッパに留学したいという思いがありました。大学では文化・教育におけるデジタル技術の活用に興味を持ち、これを学ぶことができるドイツのブラウンシュヴァイク工科大学への留学を決めました。また、実践的な学びを多様な視点から深めたいと考えていた時に、フィンランドのアアルト大学のサマースクールを見つけ、ドイツ留学中の夏休みを利用して参加することを決めました。
奨学金の申請時には、国際系の先生に書類を何度も添削してもらい、ブラッシュアップを重ねました。
12か国70館を巡る博物館調査
博物館調査の様子
大学ではドイツ語、英語、情報学についての講義を受講し、語学力の向上や情報学の知識習得を目指しました。実践活動としては、ドイツを中心とした博物館の現地調査と、インタビュー調査を行いました。留学中は12か国70館の博物館を訪れ、実際に現地で活用されているデジタル技術について調査を行いました。いくつかの博物館ではインタビュー調査を行い、デジタル技術を導入するうえでの課題や現状についてうかがうことができました。
住居は、私を含む男女混合4人のシェアフラットでした。フラットメイトや友人たちと共有スペースでお互いの国のごはんを作りあったり、一緒にクリスマスマーケットに行ったりした経験はとても楽しく、貴重だったと感じています。
さらに深い学びのために大学院へ
卒業後は大学院に進学し、学部およびドイツ留学で培った文化資源のデジタル活用に関する知見を基に、文化・教育分野における生成AIの実践的活用を研究します。伝統芸能資料を対象に、生成AIを用いた資料分析・検索支援手法を検討し、研究・教育現場で有効な活用方法の提示を目指します。
実践活動を通して身につけた力
ホームパーティー(向かって左から2番目)
博物館学芸員へのインタビューや12か国70館にわたる現地調査、日本文化発信イベントでのお茶や着物の紹介を通して、相手と対話するコミュニケーション力、現場で調査を行うフィールドワーク力、協力してイベントを成功させる力を身につけました。これらの姿勢は留学後も大学生活や研究において活かされています。
慎重さと思いきりのよさをバランスよく
契約や手続きといった重要なことは、自分が理解できるまで繰り返し確認することが大切だと思います。一方で、意見を出す、イベントに参加する、何かを主催するといった様々な挑戦はとにかくやってみることをお勧めします。慎重さと思いきりのよさをバランスよく使い分けて自分らしい留学にしてください。
私の語学勉強法 ー 自分の苦手を把握するー
留学前はドイツ語の勉強もしていましたが、現地大学では英語を使用することから、主に英語に力を入れていました。特に単語や文法に焦点を当て、定期的に試験を受験することで、モチベーションの維持と苦手分野の把握に努めました。また、スピーキングが苦手だったため、オンラインでの英会話を通して何度も繰り返し練習し、英会話に対するハードルを下げていきました。
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