留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このガイドでは、現在フランス語が話されている国々(フランス、ベルギー、スイス、カナダなど)のうち、フランス語学習者の多くが留学先として希望しているフランスでの語学留学について説明します。このページは2024年に調査した内容を掲載しています。教育機関、地域、あるいは時期により異なる場合がありますので、最新・個別の情報については必ず各機関にご確認ください。このガイドの中ではいくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまでも一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。特殊文字や記号は省略しています。

基本的にはどの種類の学校でも文法、読み、書き、会話が中心ですが、学校やレベルによりフランス文明講座も受けられます。特別プログラムとして、発音、商業フランス語、各種フランス語能力試験準備コース、フランス語教師養成講座などもあります。
各学校でプログラム修了時の試験に合格すると、各レベルの修了証(Certificat)や免状(Diplome)が与えられます。大学付属語学学校の中には、学校独自の修了証・卒業証書を授与している学校もあります。

10~1月を1学期、1・2月~6・7月を2学期とする大学に合わせた学期制によるコースに加え、夏期(6~9月)には約1か月単位の短期集中型の夏期講座が開かれています。
また、フランス文明講座(Cours de Civilisation Francaise)が充実しており、中~上級レベルでは語学の授業に加え、フランスの文学・地理・歴史・演劇・音楽・美術史・政治・経済などのコースを選択できます。その他に、商業フランス語、口頭表現、ライティング、発音矯正などのコースもあります。
​・パリ大学附属のソルボンヌ フランス文明講座(CURS DE CIVILISATIN FRANÇAISE DE LA SRBNNE):リスニングやスピーキングリーディングなどのスキルを総合的に伸ばす語学コースのほか、口頭理解力に特化したコースなど様々なコースがあります。
・モンペリエ第3大学付属フランス語学校(Institut Universitaire d'Enseignement du Francais langue Etrangere de Universite Paul-Valery- Mntpellier 3):大学準備コース、夏季集中コース、ELF DELF準備コースなどがあります。

大学や自治体などとの提携運営による公立学校や、Alliance Francaise(アリアンス・フランセーズ)のような非営利組織が運営する学校があります。開講時期や授業プログラムは多様で、1クラスの人数は大学付属と比べてやや少なめの場合が多いです。
・アリアンス・フランセーズ・パリ校(Alliance Francaise de Paris):一般フランス語、アトリエ(ライティング・口頭表現・大学入学準備・DELF DELF準備コース)などが準備されています。

フランス

少人数クラスでの「会話」中心の授業をする学校が多く、1~2週間からの短期語学留学もできます。大学付属や公立等の学校に比べて授業料はやや高めですが、学ぶ側のニーズに合わせて授業数やプログラムを設定できることが特徴の一つです。
・France Langue (フランス・ラング):一般フランス語、専門フランス語(法律フランス語、ホテル・観光業フランス語)、フランス語と料理・ワイン・香水・ファッションなどアトリエを組み合わせたコースがあります。

語学留学の場合、学校ごとに料金設定が異なります。
例)IULCF / INSTITUT CATHLIQUE DE TULUSE(トゥールーズ/アンスティテュ・カトリック語学学校):3週間コースで、1週間の授業料 175ユーロ

学校のタイプや期間、プログラム内容により異なりますが、一般的に1クラスの人数が少ないほど、また週あたりの授業時間数が多いほど高くなります。さらに、パリは地方都市よりやや高めの場合が多いです。

« Label Qualité FLE »は、フランスの高等教育・研究・イノベーション省、文化省、欧州・外務省により、教育内容やサービスの質が保証される学校を識別し、その価値を引きあげ、奨励することを目的とした語学学校に与えられるラベルです。

外国語としてのフランス語教育を行う学校の中で、現在、フランス国内で100以上の語学学校がこのラベルの認証を受けています。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。