教育制度
このページは2024年に調査した内容を掲載しています。特殊文字や記号は省略しています。
概要
中央政府と州政府によって共同で教育を実施しており、就学年数などは州によって少しずつ異なります。基本的には、小学校が5年、中学校が3年(6~8年生)、中等学校が2年(9、10年生)、上級中等学校が2年(11、12年生)となっています。そのうち義務教育として定められているのは小学校と中学校の合計8年間です。
(引用)文部科学省、世界の学校体系(インド)
就学前教育
幼稚園は3歳から5歳が対象になりますが、義務教育ではありません。就学前教育を受ける児童が増えており、現在はさまざまなタイプの幼稚園があります。
初等教育(1~8年生)
6~14歳までに受ける初等教育は義務教育です。前期5年(初等学校)、後期3年(上級初等学校)に分かれています。
中等教育(9~12年生)
14~18歳の学生は、前期2年(中等学校)、後期2年(上級中等学校)からなる中等教育を受けることができます。
高等教育(大学・カレッジ・大学院など)
18歳以上で上級中等学校を修了した学生(12年間の教育を受けた学生)が、高等教育機関に進学できます。
大学は専攻によって、必要な在籍年数が異なります。一般的なコースは学士課程が3年です。学士号を取得した学生は修士課程に、修士号を取得した学生はM.Phil課程および博士課程に進めます。
学事暦
インドの大学は6~7月に始まり、4~5月に終わる大学が多いですが、学校や州によっても千差万別です。日本のように4月に始まる学校もあるため、留学したい大学の学年暦(Academic Calendar)を予め確認しておきましょう。
成績
10段階で成績を評価している大学が多く、4や5以上を科目の合格ラインとしている大学が多いです。0が落第です。GPAは各大学の基準に基づき計算されます。