留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

大学・大学院・短期大学・専門学校 奨学金留学

テオティワカンとの2ショット
留学先国・地域:メキシコ
学校名:メキシコ国立自治大学CEPE(外国人向けスペイン語研修センター)
留学期間:2023年10月~2024年7月
留学形態:語学留学(日本の大学在学中の留学)
奨学金:日墨戦略的グローバルパートナーシップ研修計画
 

高校生の頃にアルゼンチンへ1 年間留学した経験があり、大学ではラテンアメリカ文学を学んでいました。
学習を進める中で、中南米地域における文学や芸術などの文化交流の中心的な役割を担っているのがメキシコであることに気付きました。そこで、文化交流の拠点であるメキシコに行けば、中南米全体の文化を学ぶことができると考え、タイミングよく大学の先生からメキシコ留学プログラムの話を聞きました。
「これはメキシコに行く運命だ」と思い、それが留学の動機となりました。

私が、留学する最大の目的は語学学習以外で、メキシコシティでの中南米文化を学ぶ事でした。そこで留学前の準備としては、メキシコシティを中心に活躍した作家の事前学習や実際に滞在することのできる美術館や資料館の事前調べをしました。そうすることで、留学中に学びたいことが明確になりました。

死者の日に装飾された街並み
学校はCEPE という語学学校で、カリキュラムは午前の部と午後の部から選択できます。学校のレベルは0 から8 まであり、最初の語学テストに基づいてクラスに振り分けられ、さまざまなレベルの学生に対応しています。各セメスターごとにレベルアップテストがあり、テストに向けた学習を通じて、スペイン語の基礎である文法をしっかりと鍛えることができます。
語学学校では、スペイン語を学ぶ世界中の学生と、語学学校に通うメキシコ人の学生ボランティアなどと交流することができ、スペイン語を使って多国籍の人々と友達を作ることができます。
また、語学以外にもメキシコの文化に関する授業があり、メキシコについての深い知識を得ることができます。

メキシコで働かれている日本人を多く見ていくなかで、日本の技術でメキシコ人や世界の人々を支えたいという信念が見えてきました。
そのため、留学後の進路選択として、中南米で働きたいという軸をベースに中南米に支店がある日系企業を中心に就職活動をしています。

普段行けない地域や、これまで知らなかった新たな文化を深く知ることができ、見聞が広がりました。さらに、メキシコに関心を持つ仲間と出会い、帰国後も交流が続く仲間ができました。これは、この留学でなければ得られなかった貴重な経験だと考えています。

ガルシアマルケスの家を訪れた

未知の国への留学に不安を感じる人は多いかもしれません。しかし、スペイン語で「Ahora o nunca(今か、二度とないか)」と言うように、チャンスは限られています。気になる世界へは挑戦してみない限り、何も分からないものです。
是非、留学には前向きな気持ちで挑み、素晴らしい体験を得てください!

日本での生活をスペイン語ベースに
メキシコに行く直前まで、語学学習を楽しむ方法を模索していました。その中で、日本での生活をスペイン語ベースにすることが最も効率的だと感じました。例えば、音楽やメディアをスペイン語に変え、耳を慣らし、語学交換アプリで世界中のスペイン語話者と文化交流をしながら会話練習を重ねました。言語学習で大切なのは意思疎通なので、少しでも慣れることは無駄にはならないと感じました。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。