留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

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留学先国・地域:イギリス・アイルランド
留学期間:イギリス:2021年7月~2022年1月、アイルランド:2022年1月~7月
学校名:イギリス:St.Edwards School, アイルランド:St.Annes School
専攻名:なし
留学形態:高校留学

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。

自分自身、将来は国際的に活躍できる医師になりたいと思っており、そのために必要な力を学力以外身に付けたかったからです。若いうちに言語力や国際感覚などを養いたいと思うと同時に日本という国を俯瞰したかったです。
また、自分の知らない世界を知るということにとても好奇心があり、世界のことを知りたいと漠然に思っていました。


Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。

イギリスを選んだ理由:高校留学では実際にはニュージランドに行く予定でしたが新型コロナウイルスの世界的な流行により、ニュージーランドが国境を封鎖したため国を変えざるをえませんでした。その際に同じ英語圏の候補国として挙がったのがアメリカ、カナダ、イギリスでした。私自身歴史などで多くの業績を残しているヨーロッパの中心国であるイギリスに興味があり、学ぶものも多いだろうと思いましたし、両親のアメリカに行くことへの反対意見もあったので、必然的にイギリスにしました。
アイルランドを選んだ理由:従来の私の留学プログラムはイギリスだけでしたが、その場合ビザの関係上5ヶ月以上滞在できない状況でした。国際感覚や言語力を身につけるにはやはり最低でも約1年は海外に滞在したかったのでアイルランドにも滞在することにしました。


Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか?

両親は基本的に留学については賛成でした。祖父母は10代で海外に出すことにはかなり不安があったようですが最後まで応援してくれました。

Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか?留学を思い立ってから、実際に出発するまで、それぞれの準備段階にわけて教えてください。

2015年:留学したいと漠然的に考える
2016年:高校に入学してすぐ留学したかったので高校受験をしなくていい中高一貫校の受験を小学5年で決意。
2018年中学2、3年次:留学に向けて留学斡旋団体の情報収集を開始。英検等を多数受験。
2019年:留学斡旋団体の採用試験に合格→正式に留学準備を開始
2020年:新型コロナウイルス感染症により留学中止。
2021年7月:留学開始


Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか?使用したウェブサイト、雑誌、イベント、SNS(YouTube、Twitter等)などがあれば、あわせて教えてください。

留学団体で高校留学経験のある先輩とインスタグラムで繋がってDMなどで質問をしたり、留学組織の職員の方に実際に質問をしたりして情報収集しました。

また、Webサイトから経験談等を読みました。


Q. 語学学習はどのように行っていましたか?

英検の勉強を通して読解力を上げ、英会話は学校のNativeの先生と週何回か会話しました。英語の本を毎日一冊音読していました。


Q. 留学(斡旋)サービスなどは利用しましたか?

利用しました。
個人で交換留学の手続きをするのはかなり大変だったのと、希望の留学プログラムがあったので利用しました。


Q. 留学の資金調達はどのように行いましたか?利用した奨学金などがあれば、あわせて教えてください。

父方母方の祖父母がまだ働いていたのでそちらから多くの支援をいただきました。文部科学省の留学支援プログラム『トビタテ留学Japan』の高校留学コースに応募し書類審査は通りましたが、二次試験で落選したので支援は受けられませんでした。


Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか?特に苦労したことや気を付けた方がいいことなどがあれば教えてください。

入学手続きに関しては留学斡旋団体が一通りやってくれたので自分は何もしていません。
イギリス入国時は5ヶ月以内だったのでビザは必要ありませんでした。アイルランドでは渡愛して1ヶ月過ぎたあたりで地域のGarda Stationでビザの延長をしてもらいました。

Q. 留学中の学校生活はどうですか(どうでしたか)?海外の学校だからこそ苦労することや、逆に学校生活での楽しみなどを教えてください。

学校生活は包括すると楽しかったです。イギリスでは数学化学生物などの理系科目を選択したので、数学生物に関しては日本でも習っていることが多かったので単語を覚えること以外はそこまで苦労しませんでしたが、生物においては実験問題など高度な科学系の英単語を有する問題は難しかったです。化学に関しては日本の大学レベルの内容を扱っていたので理解するのが大変でした。アイルランドでは理系科目の他に英語や歴史の文系科目も選択必須で、理系科目のように原理や原則がないので単語の多さや使い回しなどが無数にあり非常に難しく感じました。
学校生活での楽しみは現地の先生と生徒と話すことでした。
イギリスの生徒はそこまで日本に興味がないようでしたが、先生は興味を持ってくれて日本に関するプレゼンテーションや日本の歴史紹介プリントなどを作ったりしました。


Q. 学校外の生活はいかがですか(いかがでしたか)?寮などでの生活や休日の過ごし方に加えて、街の治安などについても教えてください。

寮ではなくホームステイで毎週末必ずどこかに遊びに行きました。
イギリスのPoole滞在時はロンドンに電車で頻繁に行ったり近くのポーツマスやサウサンプトンなど、自分の興味のある街に行き、図書館や博物館巡りをしました。
比較的治安が良く物を盗まれることは一度もありませんでしたし、夜21時過ぎに街を歩いていても問題ありませんでした。
アイルランドのTipperary滞在時は毎週末、現地の合気道教室とjapanese meetupに参加し、地域の方やその他の方とたくさん交流しました。
こちらも治安は良く、物を盗まれることはありませんでしたし、夜22時過ぎに家に帰っても何も問題ありませんでした。


Q. アルバイトやインターンはしていますか(していましたか)?

未成年だったのでしませんでした。

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか?

まず純粋に、世界にはこんなにも色々な人がいて沢山の文化があって、それぞれ大切にしているものがあって、多様性に溢れていて素敵だなと思いました。また日本という国が今まで以上に好きになりました。日本では日本に対して悲観的に物を捉える人が非常に多く感じましたが、海外ではこんなにも多くの人が日本に憧れていて尊敬してくれていると知り、誇りに思うことができました。日本のために何か役に立つことができたらいいなと強く思うようになりました。
一方で差別に遭うこともしばしばあり、差別や戦争がなくならないということも強く実感しました。


Q. 留学後の進路について教えてください。

留学前と変わらず医学部を志望しています。
日本の国公立医学部を目指していますが、他の道として海外大学医学部も視野に入れています。


Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。

留学前は不安いっぱいで反対されたり、否定されることがあったり、実際留学中も多くの困難があり挫けそうになることもあるかもしれません、私自身そうでした。
しかし勇気を持って一歩踏み出した先には見たこともない素晴らしい世界が広がっています。
留学を通して得た経験は一生の宝物で、かけがえの無い大切な繋がりを得られることでしょう。
一度きりの人生、ご自身の可能性を信じて、未来に想いを馳せて世界に踏み出していってください。
いつも応援してます。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
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「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
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人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。