留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

リトアニアはバルト三国の中で最大の国です。バルト海に面し、ラトビア、ポーランド、ロシアのカリーニングラード州、そしてベラルーシと国境を接しています。首都はヴィリニュス。人口は約280万で、公用語はリトアニア語です。
歴史的建造物あふれる都市や町、そして手つかずの大自然が美しい行楽地など、リトアニアには誰もが楽しめる場所が多数あります。地理的には欧州の中心に位置すると公式に認められており、他の欧州の大都市と無数の交通網で結ばれているリトアニアへは、陸路、水路、空路で容易にアクセスできます。

リトアニアの高等教育機関はさまざまな期間やレベルの学習プログラムを提供しています。学位取得向けプログラム、または学位なしのプログラムがあります。また、フルタイムとパートタイムに分かれているものもあります。

あわせて41の高等教育機関があり、以下の2つに分かれています。
  • 大学
    国立大学12校、私立大学7校
    普遍的な学術教育と理論的トレーニング、そして高度な専門知識を提供します。
  • カレッジ(大学ではない高等教育機関)
    国立カレッジ12校、私立カレッジ7校
    応用科学を教えています。職業訓練に重点が置かれ、実務トレーニングが学習プログラムの少なくとも3分の1を占めます。

  • 第1サイクル: 学部課程
    <大学>
    学士(Bakalauras)の学位、および/または専門職の資格を目指します。最も一般的な期間は4年間です。また、期間を延長した学士課程の場合は、通常5年間です。
    <カレッジ>
    専門職学士(Profesinis bakalauras)を目指します。カレッジにおけるフルタイムの履修期間は通常3年、パートタイムは4年です。
  • 第2サイクル: 修士課程
    学士号取得後、修士(Magistras)の学位取得を目指す課程です。修士課程の期間は1年半~2年です。
  • 第3サイクル: 博士課程
    科学または芸術の分野での博士号取得を目指す博士課程は、大学、または大学と研究機関の組み合わせにより実施されます。

法学、医学などの学位取得を目指すプログラムは、第1サイクルと第2サイクルの学習を組み合わせて統合することも可能です。
学位を取得しない学習(学位取得のないコース、教師養成)は大学、および/またはカレッジで実施されます。
高等教育機関は、ジョイントディグリーの取得を目指す共同課程プログラム、およびダブルディグリーの取得を目指すプログラムも提供します。ジョイントディグリーは、少なくとも2つの高等教育機関(通常、それぞれ別の国)が学習プログラムを実施する場合に授与される学位です。ダブルディグリーは、学習プログラムが主専攻の必要条件と副専攻の最低必要条件のいずれをも満たした場合に授与されます。

リトアニア教育科学省の認定機関として国家奨学金を運営するEducation Exchanges Support Foundation では、二国間協定の枠組みの中で各種奨学金を給付しています。リトアニア高等教育機関におけるリトアニア・バルト研究を対象とした奨学金は、外国人学生にも出願資格があります。奨学金の給付期間は、リトアニア(バルト)研究履修の1学期または2学期間(最長10カ月間)です。また、リトアニア高等教育機関におけるリトアニア語・文化のサマーコース(3 ~ 4週間)も対象となります。
Education Exchanges Support Foundation はまた、フルタイムの修士課程の学生にリトアニア国家奨学金を給付しています。ただし、出願資格のある学生の出身国は限定されています。
なお、一部の奨学金については、本ウェブサイトでも情報を掲載しています。「この国の外国政府等奨学金を見る」をご参照ください。

( 一部転載: Study in Europe 欧州留学ガイド 2019.5 )

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。