留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

ラトビアは北東欧の比較的小さな国です。バルト海東部に面し、ベラルーシ、エストニア、リトアニア、ロシアと国境を接しています。交易の要衝にある国として長い間、西欧とロシアをつなぐ懸け橋となってきました。総人口190万のうち、3分の1弱が首都リガに住んでいます。ラトビアの景観は低地の平原となだらかな丘陵が目を引きます。
広大な河川網や、数千を数える湖沼もラトビアの特徴です。数百キロに及ぶ自然のままの海岸線は松林や砂丘、そして果てしなく続く白い砂浜で覆われています。公用語はラトビア語です。広く使われている外国語は英語、ロシア語、ドイツ語です。

大学および高等教育機関の大半は、学術プログラムと職業専門プログラムの両方を提供しています。学術的高等教育プログラムは、基礎科学もしくは応用科学またはその両方を基盤とし、学士号や修士号の取得を目指すものです。

高等教育制度の学位には以下の3つのレベルがあります。
  • 学士号:3年もしくは4年の履修後に授与されます。一定要件を満たした学術的な資格とみなされます。
  • 修士号:学術的高等教育の第2段階(1年から2年)を修了することが求められます。医学と歯学の分野では、学士号や修士号は授与されませんが、医学と歯学の学位は修士号に相当します。
  • 博士号:機関により3年もしくは4年の博士後期課程のプログラムの履修後に授与されます。
また、国立、私立の高等教育機関があり、いずれも国家の認定を受けていて、自治運営されています。
  1. 国立機関:6つの大学と、27の高等教育機関(カレッジ17校を含む)
  2. 私立機関:20の教育機関(カレッジ7校を含む)

ラトビアの高等教育制度は外国人学生にも開かれています。ラトビアの教育科学省は、国立の高等教育機関で学習・研究を行う、もしくはサマースクールを受講する、特定国の学生および教員に奨学金を給付しています。日本も申請資格のある国に含まれています。

なお、一部の奨学金については、本ウェブサイトでも情報を掲載しています。
※ページ下部 「この国の外国政府等奨学金を見る」 参照。

( 一部転載: Study in Europe 欧州留学ガイド 2019.5 )

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。