留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

エストニアは人口137万(2024年、世界銀行)と、バルト三国の中では最も小さな国です。スイスよりもやや大きな面積を持ち、北欧のバルト海沿岸に位置するエストニアは、広大な原生林と多数の川や湖、澄んだ空気、そしていつでもどこでもインターネットにアクセスできる環境が整った国です。スカイプ発祥の地、エストニアは、世界で最も革新的で ITの利用が進んだ国のひとつであり、全ての行政手続きをオンラインで行うことができます。
エストニアの北欧文化および言語は、隣国フィンランドと多くの共通点があります。スウェーデンはバルト海をはさんだ西側の一番近い国、そしてラトビアとロシアとはそれぞれ南と東で国境を接しています。公用語はエストニア語ですが、ほとんどの人は英語を理解し話します。

エストニアの高等教育制度は、学術的教育と職業専門高等教育からなっています。高等教育は主に大学と専門高等教育機関が提供し、3サイクル制になっています。
多くの高等教育機関で英語によるプログラムを提供していますが、一部の機関ではエストニア語のプログラムのみ提供しています。

  • 第1サイクル
    学士課程の期間は通常3年(180 ECTS)。ただし、4年間(240 ECTS)の場合もあります。学士課程を修了すると学士号(bakalaureusekraad)が授与されます。
    職業専門高等教育は、専攻科目により通常3~4年の学習期間(180~240 ECTS)を要し、学習を修了すると職業専門高等教育のディプロマ(rakenduskorgharidusoppe diploma)が授与されます。
    いずれかの第1サイクル修了後、学生は第2サイクルに進むことが可能です。
  • 第2サイクル
    修士課程は通常1~2年(60~120 ECTS)。ただし、学士課程の学習と合わせ、少なくとも5年(300 ECTS単位)の学習が必要です。
    一般的な第1・第2サイクルのほか、医学、歯学、薬学、獣医学、建築学、土木工学の分野は、単一で長期サイクルの学習プログラムになっています。これらの分野は通常5~6年(300~360 ECTS)。修了時には修士号(magistrikraad)が授与されます。
  • 第3サイクル
    博士課程の期間は通常3~4年(180~240 ECTS)。修了時には博士号(doktorikraad)が授与されます。

ECTS(European Credit Transfer System:ヨーロッパ単位互換制度)
EU諸国の大学では、共通の単位制度ECTSを採用しており、1ECTSは、講義、ゼミ、個人授業(tutorial)、ラボ実習、自習などおよそ28時間の学習からなり、基本的には60 ECTSが1年間フルタイムの学習を意味します。

出願要件や、試験、必要書類等は大学やプログラムによって異なりますので、それぞれのウェブサイトで確認しましょう。
申請はオンライン出願システムを通じて行い、複数の大学に一度に申請することができます。
オンライン出願システムのウェブサイトからプログラムを検索することができます。

学費は機関やプログラムによって異なります。
一般的に学士課程、修士課程のン件の学費は1,500~15,000ユーロです。
一部では、EU圏内の学生とEU圏外の学生で学費が異なる場合があります。
博士課程の授業料は無料です。

例)タルトゥ大学(University of Tartu)
学士課程
 経営学:4,200ユーロ/年
修士課程
 エストニア語とフィン・ウゴル語:4,800ユーロ/年(EU圏外の学生)
 コンピューターサイエンス:7,200ユーロ/年(EU圏外の学生)
学士・修士統合課程
 医学:13,200ユーロ/年


タリン工科大学(Tallinn University of Technology)
学士課程
 国際経営学:5,000ユーロ/年
 サイバーセキュリティ工学:6,000ユーロ/年(EU圏外の学生)
修士課程
 コンピューターサイエンス・人工知能:7,000ユーロ/年(EU圏外の学生)

都市などによって異なりますが、学生寮の場合は150~300ユーロ/月、自分で借りる場合は350~750ユーロ/月が目安となります。
大学ではリーズナブルな価格で食事をとることができ、食費は月に300ユーロ程度で賄うことができます。

90日以上滞在する場合は、長期滞在ビザ(D-Type)または一時居住許可証(TRP)を取得する必要があります。

( 一部転載: Study in Europe 欧州留学ガイド 2019.5 )

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。