留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

共和国は、南東欧のアドリア海とパンノニア平原が出会う場所に位置しています。北部はハンガリーと国境を接し、北西部はスロヴェニア、また北東部はセルビアと接しています。
の三日月型の国土の南の国境線は、大半がボスニア・ヘルツェゴビナと接していますが、南端部はモンテネグロと接しています。さらに、アドリア海をはさんだ隣国としてイタリア、スロヴェニアがあります。 伝統的に
は観光立国です。歴史的遺産と美しい自然、快適な気候を基礎とし、質の高い宿泊施設と優れた食文化、そしてアクティビティやエンターテイメントが豊富に揃った
は、ツーリストにとって魅力あふれる国です。最も重要な観光資源はアドリア海です。透明で美しい海と長く伸びる入り組んだ海岸線、そして温暖な気候は、観光立国
の魅力として知られ、活かされています。大陸部にも多数の観光名所があります。豊かな歴史と印象的な建物が特徴の町々、古城、国立公園、河川、スキーリゾート、ワイン醸造用ブドウ園、健康効果の高い温泉などがあります。 国内最大の都市である首都ザグレブは、北西部のサヴァ川河畔にあり、人口は100万人弱です。ザグレブは
の政治、経済、文化、学術の中心地です。

クロアチアの高等教育制度には長年にわたる教育の伝統があり、主に国内の公立大学を通じて守られてきました。公立大学には、オシエクのJ.J.シュトロスマイエル大学、プーラのユライ・ドブリラ大学、ドゥブロヴニク大学、リエカ大学、スプリプト大学、ザダル大学、ザグレブ大学があります。
現在の高等教育制度は、欧州連合(EU)のボローニャ・プロセスの枠組みの下で包括的に改正されました。コースは欧州単位互換制度(ECTS)に従って編成されているため、欧州とその他の国出身の外国人学生がクロアチアで学習し、帰国後に単位認定を得るのが容易です。

ECTS(European Credit Transfer System:ヨーロッパ単位互換制度)
EU諸国の大学では、共通の単位制度ECTSを採用しており、1ECTSは、講義、ゼミ、個人授業(tutorial)、ラボ実習、自習などおよそ28時間の学習から成り、基本的には60 ECTSが1年間フルタイムの学習を意味します。

高等教育制度は二元構造で、学生は以下の2種類の高等教育のいずれかを選択できます
  • 大学
    学術的プログラムからなる学習コースを実施しています。ただし、例外的に職業専門プログラムを実施する大学もあります。
    ほとんどの大学は公立機関ですが、近年3つの私立大学が設立されました。
     
  • 技術専門学校または応用科学カレッジ
    職業専門プログラムからなる学習コースを実施しています。
    技術専門学校のほぼすべては公立機関ですが、近年多数の応用科学カレッジが設立され、そのほとんどが私立の機関です。

大学は3サイクル制
  • 第1サイクル: 学部課程
  • 第2サイクル: 修士課程
  • 第3サイクル: 博士課程

技術専門学校と応用科学カレッジは2サイクル制
  • 第1サイクル
  • 第2サイクル

現在、クロアチアの高等教育機関の大半は、外国人学生対象の奨学金や財政支援を提供していません。
クロアチア科学教育省が管轄する二国間協定プログラムや、大学間の双務協定、CEEPUSやエラスムス・ムンドゥスなどのプログラム、そして、クロアチアの「交流・EUプログラム」機関が運営するエラスムス・プログラムを通じたものなど、外国人学生が利用できる奨学金制度は多数ありますが、残念ながら日本人が対象となるものはほとんどありません。

( 一部転載: Study in Europe 欧州留学ガイド 2019.5 )
( 写真転載元:CROATIAN TOURIST BOARD 写真家:Damir Fabijanic )

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。