留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。

首都:スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ
位置:インド亜大陸の南東、インド洋に位置する島国です。
面積:6万5,610平方キロメートル
人口:約2,218万人(2022年:スリランカ中央銀行)
公用語:シンハラ語、タミル語。連結語として英語が使用されています。
通貨:スリランカルピー(LKR)
気候:熱帯地域に位置し、1年を通して高温多湿な気候です。年間の平均気温は27℃前後で、中央高地は冷涼です。10月~12月にかけて、全島で雨の日が多くなりますが、季節風(南西モンスーン、北東モンスーン)の影響で、地域によって雨の多い時期が異なります。島の南西部では特に5月~6月に雨が多く、11月~1月は北東部を中心に雨が多くなります。

国立
スリランカの国立大学は全国各地に17校設立されており、大学助成委員会の管轄下にあります。入学は、大学入学資格試験(GCE Aレベル試験)により選抜されます。学士課程は入学金及び学費が無料です。
私立
スリランカには大学助成委員会が学位授与を認可している23の私立の高等教育機関があります。これらの教育機関はそれぞれ個別の入学資格を設定していますが、一般的にスリランカのGCE A-レベル試験、英国のEdexcelやケンブリッジのAレベル試験など、統一試験に合格している必要があります。

一般的な留学生の学費
国立大学(一例)
人文学部3,000米ドル、商学・経済学部4,000米ドル、法学部5,000米ドル、理学部6,000米ドル、工学部8,000米ドル、医学部12,000米ドル

私立大学(一例)
人文学部・ビジネススクール3,000米ドル、情報工学部3,200~4,500米ドル、工学部4,000~5,500米ドル

語学コース(一例)
シンハラ語:20,500スリランカルピー(40時間)
英語:22,500~24,500スリランカルピー(55時間)

コロンボ市内のマーケット

都市と地方で物価は異なり、コロンボ市内は比較的高く、地方は比較的安いです。アパート家賃、外食などは外国人向けとローカル向けで2倍程度の差があり、外国人向けは高い傾向にあります。

【住居】
一般的にコロンボ市内の1LDKのアパートは100,000~300,000スリランカルピーです。
 
【食事】
一般的に自炊もしくはローカルフードで1食200~800スリランカルピー程度です。
外国人用のレストランで外食する場合は一食2,000~6,000スリランカルピー程度です。
 
【交通】
コロンボ市内をバスで移動する場合は200スリランカルピー程度です。三輪タクシーを使用する場合は400~600スリランカルピー程度です。(いずれも1往復)
 
【光熱費】
一般的に一人暮らしの電気代は月12,000スリランカルピー程度です(200kWh)。

窃盗、詐欺、空き巣などの一般犯罪、性犯罪、交通事故が頻繁に発生しています。自然災害では、豪雨に伴う洪水や土砂災害などが発生します。2019年4月にはコロンボなどの都市で連続爆破テロ事件が発生しました。2022年以降は経済状況の悪化を契機とし、政府に対する抗議活動などが発生しました。渡航や現地での外出の際は十分注意する必要があります。

外務省 海外安全ホームページ スリランカ:安全対策基礎データ[日本語]

スリランカへ留学するには「教育カテゴリーの滞在ビザ(Residence visa)」を渡航前に申請・取得する必要があります。観光ビザでの入国後の切り替えは認められていません。滞在ビザ取得のほかに、滞在許可や住所の届出などは不要です。

学生ビザ発給対象でない語学学校もあるため、入学を予定している語学学校は学生ビザ発行の対象かどうか事前に確認しましょう。短期(3か月以内)の場合は短期滞在用のビザで通学が可能です。

なお、観光などの短期滞在(観光、商用、通過等)については、eVISAの取得が必要になります。
事前にオンラインで申請するか、空港到着時に取得することができます。ただし、航空会社によっては事前にeVISAを事前に取得をしていないと、搭乗できないこともありますので、事前にオンライン申請をするようにしましょう。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。