留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

チュニジアは地中海に面した国で、国土面積は約16万平方キロメートル、人口は1,169万人(2019年、世界銀行)です。場所によって気候が異なり、地中海に面した北部が地中海性気候、内陸が半乾燥性気候、南部が砂漠性気候です。公用語はアラビア語で、フランス語も広く使われています。一部で英語とイタリア語が通じます。首都はチュニスです。文化的にはアラブ圏に属しますが、立地としては地中海に面しており、文化が混交しています。こうした特徴は、オリーブオイルを多く用いる料理や、多種多様な民族の様式が混交した音楽などに表れています。またチュニスやスースのメディナ(旧市街)や、古代カルタゴの遺跡の数々が世界文化遺産に登録されています。

チュニジアの高等教育機関は公立14校、私立が72校です。学位は、学士号(3年)、修士号(2年)、博士号(3年)を軸としています。公立校へ願書を提出するにあたっては大前提として、まずバカロレア相当の資格(※)が求められます。
出願は国際協力総務局(Direction Generale de la Cooperation Internationale)の割り当て番号を発行してもらった上で、インターネットの登録手続きのための専用ウェブページ(後述のInscription.tn)で行います。E-dinarカードを入手して経費を支払った上で、ネット上に必要情報を登録し、必要書類を登録します。
主な分野は、経済・商学、人文社会学、科学、芸術学、工学などです。
※ バカロレアとはフランスの中等教育修了資格を指します。日本では高等学校を卒業し、かつ大学にすでに入学しているか、入学試験に合格していることを求められます。これはフランスでは高校(リセ)を卒業する際に、修了試験を課しているためです。

チュニジアに入国する場合、日本人はビザが必要ありません。しかし滞在許可証の手続きが必要になるケースがあります。詳しくは駐日チュニジア大使館にお問い合わせください。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。